NPO紹介
設立趣旨
急速な高齢化が進む現在、わたしたちは、人と人との絆をより強固なものにし、ヒューマン・ケア(対人援助)の質を高めることによってしか、この国の将来を展望することができません。ところが現在、人と人とのつながりが希薄になったと危惧する声を多く聞きます。孤独死・無縁死、自殺、高齢者の生存未確認などは、こうした傾向を示すものです。人と人とのつながりの希薄化、コミュニケーション力の低下は、ヒューマン・ケアが重視されるべき分野である医療・福祉・教育にまで広がっています。教育の現場で口にされる「モンスター・ペアレンツ」という現象や医療訴訟の増加などは、コミュニケーション力の低下を端的に物語るものです。しかし他方で、「微力でも人のために役立ちたい」「社会貢献をしたい」と望む方々も多数います。また病院や施設からは、「もっと多くの方にボランティアとして参加してもらいたい」という要望がたくさんあります。これら双方をブリッジングし、善意のエネルギーを適切に活かしたヒューマン・ケアを支援するシステムの構築がいま求められています。「ヒューマン・ケア支援機構」は、「貢献する心」をよりどころに、人と人との絆を再び結び直すことをめざします。
本法人は以上の志をもって、対人援助職(看護師、薬剤師、理学療法士、管理栄養士、医師、ケアマネジャー、介護福祉士など)や広く一般市民を対象に、コミュニケーション、倫理、法などに関する教育事業および実践活動を行い、ヒューマン・ケアの質の向上と、貢献心に基づくボランティア活動の拡大を通じて、地域社会の健康・福祉の増進に寄与したいと思います。
設立に至る経緯
平成22年8月 | 特定非営利活動法人化のための勉強会開催 |
平成22年9月 | 静岡市市民活動センター内に事務局を設置 |
平成22年10月 | 設立総会開催 |
平成22年11月 | 申請書類を静岡市へ提出 |
平成23年2月 | 静岡市から認可を受ける |
平成23年3月 | 登記手続終了 |
新聞などにおける紹介
静岡新聞2011年5月17日 | 静岡新聞2011年6月26日 |